10.8キロを取り囲む荊州古城の土壁には幅約20メートルの野生植物帯が生育し、250ヘクタールの原生態植生と300種類以上の貴重な野生植物が分布している。天然の薬草庫と植物種子遺伝子庫に匹敵する。野生植物は古い城壁と千年連れ添って依存し、国家園林専門家グループに世界で唯一無二と誉められ、世界でもまれで、独特を大切にしていると言える。
天然薬草庫、草本と藤本植物の計267種、木本(高木と灌本)植物の約30種。種類は合計300種類程度に達する。
荊州古城の植物世界では、オオライチ、トウガラシなどの特色ある植物、カシュウ、三七などの薬用植物、八角蓮、野大豆、猫乳などの国の絶滅危惧種、棗、桃、楮、栗、銀杏などの野生果樹が随所に見られる。また、ロウバイ、桃の花、アカシア、野バラ、野山椒、毛泡桐、黄荊、茅苺、苦楝、接骨草、朝顔、野菊、木芙菩などの野花、ナズナ、タンポポ、野大黄、構実烏被苺、盗衣、蛇葡萄、トラス、木通、薜茘、鶏矢藤などの結果植物がある。